日付が変わっちゃったけど、今日はお台場ビックサイトで開催中の「エコプロダクツ2008」(主催:日本経済新聞、産業環境管理協会)に行って来ました!
10周年目のテーマは「もうできる!CO2 -(マイナス)50%のエコライフ」。
何でも今年は、過去最大規模の758社・団体が出展しているそうな。
去年の3日間の合計入場者数は、約16万5千人。
今年は、昨日今日の入場者だけでも既に約12万4千人なので、環境への関心度の高さがわかりますねぇ。
今日は平日ともあってスーツ姿の方が沢山いました。。。
来年は電気自動車も市販化されるし、自動車EV元年。
…で、バイクも電動化になるんだろうなぁ~と思っているオレなのですが、ヤッパリ有りました。
YAMAHAのブースに・・・
燃料電池二輪車 FC-Dii(エフシーディ)
スペックはコチラ
※↑写真クリックで拡大されます
市販化はまだまだ未定ですが、研究開発はされているんですね。
YAMAHAでは、メタノールを注入して発電させる「ヤマハダイレクトメタノール燃料電池システム」(FC-Diiはコレ)と、
水素タンクを搭載する「ヤマハ水素燃料電池システム」(スクータータイプのFC-AQELというバイク)の2系統の燃料電池バイクを研究開発しているそうな。
開発者にお聞きすると、原付登録スペックのFC-Diiの最高速度は45Km/h ぐらい。
3.6ℓのメタノールを注入して100Km(データ値 実走行ではもっと少ない)は走るそうな。
一方、展示はされていませんでしたが、原付2種スペックで「水素燃料電池システム」のFC-AQELはこんな感じ…。
見た目は完全にスクーターですね。
スピードは70キロ前後は出るそうで、距離も200Kmは走るそうな。。。
この水素燃料電池バイクは、走行中のCO2排出量はゼロ。
バイクの場合、クルマと違い燃料電池などを積載するスペースの確保が大きな課題だそうです。
でも未来志向のモノって、なんでこう“ヘンな形”でデザインするんだろう…と思うのが、オレの感想です。
もっとこう・・・カッコイイ物って少ないよね!?
(そう思うのはオレだけかな?)
もう一つ、YAMAHAのブースで気になったのが、コレ。
そう、ゴルフのカート。
コレもなんか、牛の様な変なデザイン…と思っていると、なんとコレ、牛の糞が発生する“バイオガス”で走るんだそうな。。。
(来年は牛年だしね!)
ここのシートの下に、牛の糞から採ったメタンガスが入っているのです。
千葉のゴルフ場では既に試験的に走っているそうな。
(香取市って言ってたよ!)
牛は牧草などの草を食べるので、カーボンニュートラルの理屈が成立するそうなのですが
(カーボンニュートラル=植物はCO2を吸収して育つから、植物などバイオマスで作られた燃料を燃やしてもCo2はプラマイゼロ。 Co2は排出されていない…という、無理矢理な感じの理論)、
そもそも、牛を1頭(500キロの体重まで)育てるのには、約1200キロの穀物を与えているって言うし(牛肉1キロあたり 20トンの水を使用)、
海外じゃ、エサの牧草の為に森林が焼き払われているんだよね。
(Co2が出る&Co2を吸収する森が無くなる)
だいたい、牛の「ゲップ」って、地球に有害なんでしょ?
牛の「ゲップ」として大気中に排出されるメタンは、地球温暖化をもたらす温室効果が二酸化炭素の21倍有る…って言われてるんだよね。
どうせ“燃料のメタンガス”をボンベに詰めるんだったら、牛の「ゲップ」も集められたら、もっともっとスゴイよね!???
環境問題はまだまだ矛盾も多く、特にエネルギーに関しては、今後ドレが主流の物になるかはまだまだ見通しが立っていないんだよね。
日本政府は、2015年を目処にどのエネルギーが将来性が高いのかを見極めインフラを整備するのだそうですヨ。
はぁ~。
エコプロダクツ展、1日じゃ回りきれないなぁ。
締めは、環境をテーマにしたフリーマガジン「ever blue」の「ever blue Cafe」で一休み。
テーブルに座って会場を眺めていると、いや~、スゴイ人だな。
この人数がCo2を排出する交通を使っての来場。
そして会場では、コンパニオンが配るチラシ、派手な照明、各ブースのパテーション。
モチロン作成物の作成時や、移動にもCo2が排出されているワケだし…
裏には搬入や搬出するトラック。
そして、明日のイベント終わりでは、758社・団体のブースセットが、コレみ~んな“ゴミ”になるワケでしょ?
なんだかこのイベント自体が一番Ecoじゃない気がして来ちゃいまいした…。
環境問題って、やっぱり矛盾が多いよなぁ!
オレ的には、そこが面白いし、色々と知れば知る程、ハマってしまうのですが。。。
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