いや~、楽しかったです!
『~TOKYOセンチュリーライド2008 in 荒川~』
荒川の土手を、50マイル(80km)。
ボクにとっては、自転車のイベント初体験!!!
(あっ、正確には小学校の時に自転車安全運転大会の埼玉県大会で、トロフィーを貰った以来?)
で、完成したARAYAの自転車はコレ!
↑多分、15年くらい前のMTB(マウンテンバイク)です。
装備は至って普通ですが…
(装備に付いては、別途[装備編]にて報告しますネ!)
ボクのゼッケンは#4005
プレスゼッケンとは言えど、自転車にゼッケンを付けるなんて初めて!
コレで気分はアスリート?
いやいや、この“東京センチュリーライド”は、競技ではなく、あくまでも“サイクリング”なのです…。(時速は20キロ以下で走行)
今回の募集人数、2000名に対して、応募は6000名近くもあったとか…。
首都圏でこんな大掛かりなライドイベントは“初”ですからねぇ。
今回の“東京センチュリーライド”は、センチュリー(100マイル=約160キロ)を走るのではなく、ハーフセンチュリー(約80キロ)。
中学や高校時代に自転車にハマっていたボクは、よくサイクリングに行っていたのですが、それでも1日で100キロぐらいかな? 休憩もいっぱい有りましたからねぇ~。
競技ではないとは云え、ある程度の時間制限がある中で走るのも初めて。
スポーツバイクに20分以上乗るのも、10数年ぶりのブッツケ本番。
目標は80キロの完走です!
朝から雨模様の首都高を、スタート地点の葛西臨海公園に向う途中にも、自転車を屋根に積んだクルマが複数台。 みんな参加者なんだろうね。気分が高まります。
スタートのゲート前には、いるいる! 自転車だらけ…
でも、ボクのようなMTBあまり見かけず、多いのはドロップハンドルのロードバイクや、クロスバイク…。 今ハヤリの小径ホイールも多くいたね。 中には掌サイズのこれまた小さいタイヤの自転車まで…。(あんなんで走れるのか?と思いましたが、楽しそうに走ってましたヨ!)
あっ、ママチャリも数台みかけました。
そしてやっぱりいたいた。 こんな仮装系の人…
ボクと同じくMTBですね。(女性ライダーでした)
みんながそれぞれの自転車で参加してるんですねぇ♪
ボクの想像以上に女性の参加者が多く(しかもみんなファッショナブル)、健康ブームの煽りなのか年配の参加者も多くいました。
スタートゲートの前に回ってみると、ゲストライダーの人達が、プレス各社の記念撮影中!
元・F1ドライバーの片山右京さんや、元・プロロードレーサーの今中大介さん、元・プロトライアスリートの青山剛さん、右京さん率いる、女性ライダー集団のチームエレファントの娘達。
(この方達も、みんなロードバイク)
そしていよいよスタート!
あれ? 一斉にスタートしたのに、とっても静か…。
聞えるのは、自転車のシャーーーーという音だけ。
さすが、環境に良いとされる乗り物だ!!
ゼッケン順にスタートなのですが、プレスゼッケンのボクは、いつスタートでもOK! でも初参加だし、何があるか分からないので、200番の集団に混じってスタート。
“東京センチュリーライド”という名称ですが、走るのは荒川。
スタートのこの辺りが唯一の都会風景で(これでも)、後は長閑な土手、土手、土手。
野球場があったり、ゴルフ場があったり…。 緑が沢山。
むしろボクには、東京にもこんな場所あるのか…と感激でした!(途中には、金八先生の舞台ともなっている荒川の土手も走ったヨ!)
久しぶりにスポーツバイクに乗るボクは、早くもケツが痛い…、足の筋肉が張る…などの症状が発生! オマケに土手を吹き抜ける向かい風になって、ペースもダウン。。。。
体力不足を痛感しました!
「こんなんで、80キロも走れるのか?」 と思いながら走っていると、後方から10数名の集団が…(とは言っても20キロ+αのスピード)
集団に取り囲まれると、向かい風が無くなり(むしろ後ろから押されるような風)、急に走るのがラクチンに……
「これがあの、スリップ・ストームか???」
ホラ、マラソンや自転車競技、F1でもあるでしょ? 前車(前者)の直ぐ後ろを走ると、風の抵抗が無くなるってヤツ。 ソレですよ!
コレを逃してはなるまい! と集団の最後尾を走るボク…。
自転車走行の特徴なのかも知れませんが、競輪の選手みたいにみんな、車間がギチギチ。 そうじゃないと、スリップ・ストーム走行が出来ない様で、ボクも車間ゼロ走行。 前の人の横後ろぐらいを走るのです。
あれれ??
気が付くと、向かい風に苦しんでいた人が、ボクの後ろにも10数名。 みんなスリップ・ストームでシャーーーーと快適走り。
いや~ホント、キモチイイ。
風が無いってのもそうですが、みんなの(集団の)息がぴったりと合っている感。 こんな沢山の集団なのに、聞えるのはシャーーーーっていう音と、土手の上空を飛ぶ、鳥の声しか聞えない。
楽しく走っている途中だったのに、10キロ毎に設置された“エイドステーション”の誘惑から、ボクは集団から離れてしまいました…。
“エイドステーション”。
そう、ココでは水やバナナが配られているのです。
早起きした為か、早くもお腹が空いてエネルギー切れ寸前(と、勝手に判断!)。 バナナを3本も食べてしまいました…。
(往復で7箇所もある“エイドステーション”で食べたバナナは、10数本。 もうしばらくバナナは要りません…)
外環自動車道の下を潜り、暫らく走ると、もう40キロの折り返し地点が近いのか、早くも折り返し走っていくライダーとすれ違う…。
「あれ? #200番台でスタートしたのに、#800番台の人達までいるゾ!」
ずいぶん抜かれたなぁ……
少し向かい風の中、前日装着した、キャットアイ製のスピードメーターの距離計を、あと○○キロ、あと○○キロと、ニラメッコ。 今回、スピードメーターも初めて付けたのですが、コレは走るのに楽しいですね。
ペース配分や、目標の目処も付く…。
「もう少しですよ!」「頑張って下さい!」
スタッフの声援の下、ようやく到着した40キロの折り返し地点。
(あと、倍の距離走ると思うと、笑顔無し!)
帰り道はツライ…の連続。
向かい風はあるは、オシリが痛いは、足はパンパンだは…。
土手を走るっていうから、MTBにオフロードタイヤ履いてきたのに、サイクリング道が整備され、ずーっと舗装路。(一部のみ砂利道)
オフロードタイヤは、要らなかったね。 太いし、抵抗も多いし疲れるよ!
と思っていたのですが、疲れているのはロードバイクの人も同じようで、帰路のエイドステーションでは、歩くのに足が前に出ない人達が沢山。
ゾンビの行進みたい…と、見ているだけで笑ってしまいます。(多分、自分も同じだと思う)
追い風に変わり、走るのが快適になってきた辺りで、こんなカンバンを発見!
ヒヌマイトトンボ生息地???
前にね、荒川じゃなく、多摩川だったんだけど、夜のバイクのライトに照らされた棒状の謎の生物が、ボクの横に飛んでいたんですよ! 「未知の生物?」 と思ったんだけど、このカンバン見ると、もしかしたら、このトンボなのかなぁ~。 なんせ、25センチにもなるトンボらしいです…。
そんなコトを考えながら走ってると、「パンク修理をしている人が多いなぁ~」と…。
みんなロードバイクですからね。
その点、ボクはMTB。 オフロードタイヤですから、パンクは無縁…
なんて思っていると、リヤタイヤが急にフニャフニャに……
「あれれ??? パンク?」
ボクが止った場所には、パンクを直しているオジサンが……。
オジサンの横で空気を入れてみると、シューーーと、空気漏れの音が…。
「やっぱりダメそう?」と、オジサン。
「ハイ。 チューブ交換しちゃいます!」
ゴールまであと4キロなのに…。 不運というか…。
激しくなる雨の中、スペアチューブに交換。
写真の後から来たご夫婦は、オジサンの仲間だったようです。
奥さんは先に行ってしまいましたが、赤いジャンパーのオジサンは、普段はドゥカティのバイクに乗る方だそう…。 実はこのパンク先輩オジサンも、バイクに乗る方の様で、ツーリングクラブの、自転車に乗るグループでの参加だそうです。
しかもパンク先輩オジサンは、ボクの実家の直ぐ近くにお住まいだそうな…。(それこそ、自転車で5分ぐらい)
同じ場所でパンクするなんて、コレも何かのご縁と思い、連絡先の交換をさせて頂きました。
しかもこのオジサン達、ご親切にボクのパンク修理が終わるまで、見守って下さっていたのです。 オマケに「あっ、そのリアタイヤの付け方違うヨ!」と、雨の中手を汚して手伝って下さいました。(ホント有り難い事です)
(※ちなみに、傘さしてるオジサンは、土手のご近所のお散歩中の方でした…)
パンク修理が、休憩にもなったのか、その後の走りは快適そのもの。 (しかも追い風)
やがて葛西臨海公園の大観覧車が見え、無事80キロゴールしました!!!
ゴールではセレモニー的なコトが全くなく、盛り上がりは全く、とっても残念な感じ…。
ゴールでは、雨で寒いにも拘らず、ドリンクとアイスが配られ…
でも、このアイスが美味いコト。
みんな、寒さで震えながら食べてました!
一般参加者には、完走証明書なるモノが渡されていましたが、プレス参加のボクにはそんなモンは有りません……。
ボクのゼッケンには、各エイドステーションで貰った通過ステッカーを貼って走りました。 強いて言えば、雨に濡れたこのゼッケンこそが、完走の証。
無事完走出来た事の達成感で一杯でした!
往復80キロ。信号が全く無く、こんなコースがあったモノか…と初めて知りました。 多くのスタッフの皆様、雨の中ご苦労様でした。
久しぶりに自転車に乗って、感じたこと。
「自転車はキモチイイね!」
コレをきっかけに、これから自転車にハマってしまいそうです。
今回1人で参加しましたが、仲間と参加出来たらもっと楽しそうだよなぁ~~~。
そして今回はハーフセンチュリー。
84.85キロ…。この数字も、今回走った証。
でも、今のままじゃフルセンチュリーの160キロは、難しそうです。
来年のフルセンチュリーに向けて、色々と思案しているボクは、既にハマってしまったのかも知れません…。
最近のコメント